Make a Memorandum

40代サラリーマンによる、その時興味を持つものについて節操無く書き残した記録です。

信頼残高

Person Holding Black Pen

ティーブン・コヴィーの『7つの習慣』という本に出てくる、信頼残高という言葉があります。

この言葉を知って以降、普段仕事をしている中で実感する場面に多々出会っていることに気づきました。

信頼残高の低い相手にはいくら論理的には正しくても、まともに話すらきいてもらえず、逆に信頼残高の高い相手にはまだ話の途中であっても「わかった、OK。」ということがあったりします。

職場はIT関連ですので、どちらかというとロジカルに整理した結果で正しい方に舵を切ることに重きを置かねばならない業界ですが、そんな中でも信頼残高が左右する局面が多く、「誰が」それを言っているのか、が大きく影響するのが実態です。

特に物事に対して感情で意思決定をするタイプの人に多く、私自身はそうならないように注意しているつもりです。しかし、ビジネス上の相手に対面で論理的に判断してください、と言っても、既にバイアスがかかっており、本人も論理的なつもりでいますので本質的に変わることはありません。

相手は色眼鏡で見ている前提に立ち、対峙する前までに信頼残高を高めるような活動が大事、とは言いたくないのが本音ですが、無視はできないと思います。

ちなみにですが、相手の自分に対する信頼残高の高さは、話し始めの一瞬で割と表情に出ていますよね。怖いものです。